議会報告 No.129   2015年7月1日


平成27年度 羽曳野市6月議会終わる

今年10月子ども医療費助成 通院も 小学校卒業まで延長に!

来年4月より 子ども医療費助成中学校卒業まで・妊婦検診助成11万6840円に拡充 市長が表明

【総務文教常任委員会報告】

「平成27年度一般会計補正予算」

 平成27年度一般会計補正について審議しました。本補正予算には、子ども医療費助成が10月から小学校卒業まで拡充することや、介護保険の保険料の軽減(低所得者に限る)にかかる予算が計上されています。

 子ども医療費助成の拡充の計画などが論議となり、市長は来年度には中学校卒業まで、対象を引き上げていく方向を示しました。請願などで要望を議会に届けてきたことが大きな力となりました。

 第6期介護保険の保険料は、保険料基準額で、月額6160円となり、月額1065円、年額1万2780円の値上げとなりました。しかし、消費税の増税や年金支給額の減額などで高齢者の生活は苦しくなるばかりです。その中で、国は低所得者に保険料の軽減措置を講じました。これにより第1段階の保険料は、月額2772円となり、月額で308円、年額3696円が減額されることとなります。

 その他、本補正では、小中学校の耐震補強工事や、成人歯科検診の対象者に35歳の方を追加すること、道の駅に電気自動車の充電設備を設置することなどが予算として計上されました。

 日本共産党議員団は、本補正が市民の要望をくみ取っていること、また必要な事業であることとして賛成しました。

 なお、本委員会には、嶋田たかし議員とひろせ公代議員が審議にあたり、全会一致で可決しました。

 

【民生産業常任委員会報告】

「子ども医療費助成の通院を小学校卒業まで」

「子ども医療費助成の通院が小学校6年生まで引き上げる議案」が審議されました。

 子ども医療費助成は、この間繰り返し議会へ年齢引き上げの請願も出ていました。日本共産党議員団は請願の紹介議員になり助成年齢の引き上げを強く求めてきました。

 今回の小学校卒業までの引き上げと、さらに今議会で市長から「来年4月からは中学校3年生まで引き上げていきたい」と方向性が出されたことは、市民の願いの実現であり、この条例提案に賛成しました。

 市は6月議会での提案は「3月議会で他市が年齢引き上げを行ったこと、新子育て支援交付金で2000万円が配分されたこと」を理由にしていますが、年度途中でこのような引き上げ提案ができるならば、年度当初から提案し、早期実現ができたのではないでしょうか。

 10月から小学校卒業までの引き上げに約1500万円が追加されますが、同時に600万円のシステム改修が必要です。仮に、今年10月から中学校卒業まで引き上げるならば、約1600万円が必要となりますが、同様のシステム改修も必要で、そのことを考慮すれば、今年10月から中学校卒業まで引き上げていく方向を示していくべきと求めました。

 なおこの委員会には、ささい喜世子議員が審議にあたり、全会一致で可決しました。