はびきの民報1972   2013年2月10日


市民の命を守る救急活動の強化を! 柏羽藤消防組合議会開かれる

1月30日、平成25年第1回柏原・羽曳野・藤井寺消防組合議会が開かれ、平成24年度の一般会計補正予算第1号と平成25年度の一般会計予算を審議しました。

一般会計補正予算では、分担金の減額で羽曳野市は434万円でした。
平成25年度の一般会計予算は、歳入・歳出27億463万3千円で、歳入の三市全体の分担金が25億9224万5千円、羽曳野市は約11億1100万円で、一人当たり約9500円の支出です。歳出では職員258人の給料等で約22億1800万円、その他、今年度は消防ポンプ自動車2台・6400万円と高規格救急自動車1台・約2900万円を購入します。審議の結果、二つの議案は、全員賛成で承認されました。
尚、一般質問では、日本共産党の若林議員が、昨年一年間の119番による受信状況と出動件数、改善策や市民への啓発について質問し要望しました。
主な答弁は、「緊急出動は1日平均36件で、年間では火災は62件、救急は1万2千件を超えている。受信では固定電話が57%、携帯電話が29%で、携帯電話による発生場所の確認の対策を強めている。」とのことでした。
日本共産党羽曳野市会議員団から、消防組合議員の若林信一市会議員が出席しました。

ゴミ・し尿処理施設職員の技術継承を! 柏羽藤環境事業組合議会開かれる

1月31日、平成25年第1回柏原・羽曳野・藤井寺環境事業組合議会が開かれ、平成24年度の一般会計補正予算と平成25年度の一般会計予算を審議しました。
平成25年度の一般会計予算は、歳入・歳出約30億円で、昨年より約1億円増えています。主な要因は、退職者が平成24年3名が25年は8名になることで退職金の支出が大きく増えることです。
今年度の事業は、ゴミ処理施設の老朽化による焼却炉の冷却設備等の修繕や耐用年数を超過した設備の補修や交換などを行います。し尿処理では「4t汚泥吸引車」(バキューム車1200万円)を1台、老朽化により買い替えます。
審議の結果、二つの議案は、全員賛成で承認されました。
日本共産党羽曳野市会議員団から、環境事業組合議員の広瀬公代市会議員が出席し、職員数について質問しました。
ゴミ・し尿処理施設や余熱利用施設(温水プール)など、環境事業組合の職員数は、平成19年100人から平成25年74人へと6年間で26人、平成11年117人からは43人も減っています。その内、新規職員は平成11年7人、平成21年6人平成24年3人しか採用していません。
安全の確保と技術の継承ができる様、新規職員の計画的な増員を要望しました。

生活費に税金かけないで!
羽曳野社会保障推進協議会の学習会開かれる

 2月3日(日)わじま文化会館で、羽曳野社会保障推進協議会が、年金者組合の藤浦さんと羽曳野・藤井寺生活と健康を守る会の廣谷事務局長を講師に、「税と社会保障」の学習会を開催しました。
学習会では、確定申告を前に、自民・公明、民主党がすすめてきた「社会保障と税の一体改悪」が、どのように市民生活を直撃するのか。子ども手当と引き換えの年少者控除廃止で、子育て世代に大きな影響を与える増税の実態や、生活保護基準引き下げによる市民生活への影響など、例を示して具体的に学びました。
社会保障制度の改悪が、増税とセットで市民生活に襲いかかる実態に、参加者からは「もうそんなん暮らしていかれへんわ」と悲痛な声が出されました。
 参加者は学習を通じて、またもや大企業優遇の政治を続け、さらに格差と貧困を拡大する、自民党政治の矛盾と、来年から実施される消費税増税をストップさせる決意を新たにしました。