議会報告No.171   2017年12月24日


2017年12月議会 各常任委員会 請願採択に全力

私たちの思いを分かってほしい!  請願者の思い

 

島泉保育園の存続を

委員会で市長は「待機児解消に力を入れてきた」と答弁していましたが、ではなぜ、0歳児の募集をせず、保育園を廃園にするのか。矛盾した政策に大変怒りを感じます。不採択になりましたが、保育圓の保護者として納得できないことは声を上げて訴えていきたいと思します。

市民プールの存続を

市はプールの改修に多額の費用がかかるというだけで、詳細については検討すらせず、ひたすら「廃止前提」にした答弁に終始してました。また、中央公園につくるとしているプールが学校との共用になるのでは、いつでも市民が利用できるものにはなりません。

国保料の負担軽減を

請願について、賛成したのは共産党だけ。市民の立場から具体的な質問を突き付けました。それに対し、他会派の委員は、個々の市民の負担のことなど全く考えようともせず、何一つ疑念もはさまず市や府に追従し請願に反対しました。これが市民を守るための委員会かとがっかりしました。

 

百谷市議の辞職勧告決議について

 

市民から「百谷氏は居住実態がなく、議員になる資格がないのではないか」という訴えが議会にありました。その真相を解明するため議会として調査してきた結果、生活実態があると言えず、被選挙権がなかったと判断しました。 12月12日の本会議で「百谷孝浩議員への辞職勧告決議(案)」が全会一致で可決されました。 その後、辞職勧告を受けた百谷市議からは、「辞職の意思はないこと」が表明されました。今後、日本共産党は、引き続き真相を究明するため取り組んでいきます。

 

他会派の反対で3つの請願不採択となる

島泉保育園を安心・安全な施設とするよう求める請願
「島泉保育園」に関する請願は、前回からの継続審議で、この間、2万人以上の署名も寄せられ、市からは、「2018年度の新規募集は、1歳児から5歳児は受け付ける」という一定の改善は行いましたが、「平成34年度末・5年先には廃園にする」という答弁でした。
市は、「待機児童の解消に力を入れる」と言いますが、それなら島泉保育園を廃園にせず、引き続き0歳児からの保育を行うべきではないでしょうか。
この請願は、2017年2月の第1回市議会から継続となり、10月議会で突然、島泉保育園の廃園等の計画が示されました。
日本共産党は、市民の願いは切実なもので採択すべきとしましたが、他の委員は市の対応を是として請願は反対多数で不採択となりました。

西浦の市民プールの存続を求める請願
1754名の署名が添えられた「西浦の市民プールの存続を求める請願」に市は「西浦の市民プールは老朽化し、2018年度から事業を行なわない。市民プールを中央スポーツ公園につくるが、2018年度は工事中で市民プールは使用できない。富田林では4つあった市民プールがなくなったが、その代替え措置として4つの小・中学校のプールを開放し、市民プールもリニューアルされた」と答弁しました。
市の答弁では、2018年夏は、市民プールはどこにも無くなります。
日本共産党は、毎年2万から3万人の利用がある市民プールについては、リニューアルや改修を強く要望し、2018年夏も、市民の人たちがプールを楽しめるように市として検討するよう要望して請願採択としました。
しかし、他の委員は市の対応を是として、請願は反対多数で不採択となりました。

誰もが払える国保料にするための請願
1368名の署名が添えられた子の請願は、国民健康保険料が高額で、加入者のくらしを脅かすもので、2018年度から都道府県化になっても保険料を値上げせず、誰もが払える保険料にしてほしいという切実なものです。2018年度から大阪府は国保の「府内統一化」をすすめていますが、3回目の保険料試算でも、
今より1人当たり年8,716円も高くなり、市独自の減免も一般会計からの繰り入れもできない府内統一基準が設けられています。
日本共産党は、「加入者の生活が厳しい状況の中、府内統一化で保険料を引き上げることなく、市独自の減免制度や一般会計の繰り入れもして、保険料を引き下げてほしいというのは当然の願いである」と請願を採択としました。
しかし、他の委員は「府内統一は国保を持続可能な制度にするもの」とし、日本共産党を除く委員の反対多数で不採択となりました。