議会報告No.180   2018年6月24日


くらし・福祉・教育の充実に全力! 6月市議会一般質問

 

わたなべ真千 市議

  • お出かけ支援と新しい交通システムの構築を
    交通の不便な所ほど人口減少が進んでおり、交通施策の充実が地域の活性化に繋がります。団塊の世代が75歳となる2025年に向けて、移動が困難になる高齢者への交通施策として「新しい交通システムの構築と交通費の補助などのお出かけ支援」を計画的にすすめていく必要性を訴えました。
  • チャレンジテストを廃止し、教職員の増員を
    年に1回の実施で、府立高校受験のための学校の評定範囲が決められ、内申点が修正される可能性もあるチャレンジテスト。子どもや保護者、教職員を含めて学校現場に与える弊害が大きいチャレンジテストはやめて、その予算を教職員の増員に回し、教育の充実を求めました。
  • 社会教育施設としての図書館の充実を
    各地域にある図書館や学校園、保育所、子育て支援センター、子育てサロン、保健センターなどでの本の魅力を広げる創意ある取り組みは、図書館司書の役割が重要です。経験豊かでボランティアの皆さんとの信頼関係を継続的に持てるよう、正規の図書館司書の配置を求めました。

 

ひろせ公代 市議

  • 国民健康保険は低所得の負担軽減を
    今年4月から国民健康保険の制度が大きく変わります。保険料が急激に上がるため、当市には激変緩和として2億円の国費が投入されました。それでも、低所得の一人暮らしの方、加入世帯の26.2%以上の世帯が値上げになりました。激変緩和措置は6年後にはなくなります。国・府に補助金の大幅引き上げと制度の見直しを求め、市の基金も使って保険料の負担軽減を強く要望しました。
  • (仮称)西部こども未来館は
    地域関係者の声を聴き、計画の見直しを市は、地域保護者に何の説明もなく恵我之荘幼稚園、丹比幼稚園、向野保育園を統廃合し、定数300人以上の(仮称)西部子ども園を2021年開園する計画です。地域関係者の声をシッカリ聴き、幼稚園の廃園、向野保育園のさらなる大規模化の見直しを求めました
  • 犯罪から子どもを守る対策を
    校区ごとに人通りの少ない通りや公園などを地図に書き込む防犯マップ作りや、子どもが犯罪に巻き込まれやすい夕方の見守り体制の強化と防犯訓練を求めました。

 

若林信一 市議

  • 百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録に向けて
    今年9月の「国際記念物遺跡会議」(通称イコモス)の現地調査にあたり、調査への対応と、古墳群の名称や大型バスでの観光に万全を期し、登録後も新たな資料館の建設などに対して、国や大阪府の財政的支援を強く要望しました。
  • 市民プールについて
    西浦の市民プールは昨年営業を終了し、今年の夏は、中央スポーツ公園に新たに市民プールをつくる予定でしたが、中央スポーツ公園のプール工事の入札が2回失敗し、今年と来年の夏、2年続きで市民プールが利用できなくなりそうです。西浦の市民プールに変わる代替え措置を行い、今年の夏も市民がプールを利用できるよう強く要望しました。
  • シルバー人材センターの事業の充実を
    羽曳野市でも貧困と格差が進み、一方で高齢化が進んでいます。生活の補助や健康、社会への貢献という生きがいのためにも、シルバー人材センターが、60歳以上の人達に、仕事の提供や就業機会の開拓・拡大をして、さらに事業を充実させていく事を要望しました。

 

ささい喜世子 市議

  • セクシュアル・ハラスメントのない環境を
    現在、職場や学校園でのセクシュアル・ハラスメントの実態はほとんどないとの事ですが、潜在していることは否めません。各部署での相談窓口体制と、より広く研修も行われていますが、被害にあった人が声をあげられるような民主的な環境づくりをすすめるよう要望しました。
  • 子育て支援の充実と施設整備について
    幼稚園の3歳児保育は、今年度2園で実施されましたが、来年度実施する園を、この夏には公表するよう強く求めました。また、第2こども園がすすめられていますが、開園されたこども園事業を検証しそれを生かすこと、また施設の整備は『まちづくり』の観点で、利用者・関係者・地域の声を聞き、それを反映させる時間を十分とる工程ですすめるべきと強く求めました。
  • エアコン使用で快適な環境を
    エアコン設定温度は28度で、稼働期間は庁舎は6月~9月、学校は6月下旬~9月中旬までであるが、稼働期間外でも28度を超える日には、柔軟に対応し、エアコン使用ができるとの事です。今後も柔軟な対応で、快適な空間提供ができるよう要望すると共に、学校でも6月からのエアコン稼働を求めました。

 

 

●通学路の安全点検をして、子ども達の安全対策を!

6月18日(月)午前7:58頃、大阪府北部や大阪市内で震度6弱の地震が起こり、300人を超える方々が負傷され、小学校のプールの外壁や家屋の壁の下敷きなどで、登校中の小学生、見守り隊など4人が亡くなられました。
19日に行われた総務文教常任委員会では、付託案件審議の前、羽曳野市での被害状況をききました。市は「今回の地震での被害の報告はない。また、教育委員会を通じて学校園の外壁の点検を指示した」との事です。
日本共産党若林議員は「学校園や保育所など公共施設の外壁の調査と共に、早急に学校の通学路のブロック塀などの点検を行い、子ども達や市民の安心・安全を守る対策をすすめること」を要望しました。