議会報告No.187   2018年12月16日


市政を正し、願い実現に全力! 2018年12月羽曳野市議会一般質問

 

市会議員 わたなべ真千

■地産地消のエネルギー施策について
 現在、羽曳野市では、太陽光パネルが設置されてい る公共施設は6施設でそのうち、3施設しか蓄電池が 設置されず、地産地消のエネルギー導入が進んでいま せん。災害による大規模停電や地球温暖化に対応する ためにも、公共施設への地産地消のエネルギー導入を 市として前に進めるように要望しました。

■公共施設の役割とまちづくりについて
 公共施設は、集会の自由や表現の自由など基本的人権を守る重要な施設であり、地域コミュニティーの拠点です。今後、公共施設等総合管理計画で統合・複合化・廃止等を検討するときには、「住民との共同」が進んでいる先進例を参考に、「住民自治の力」を引き出すためのルールや仕組みづくりを求めました。

■仕事と不妊の両立支援について
  不妊を心配したり悩んだりしたことのあるカップルは今や3組に1組です。社会的にも不妊の認識が薄いことから、仕事をしながらの治療は厳しく、精神的、身体的、経済的にも負担が大きいのが現状です。気軽に相談できるように市として相談窓口を設け、さらに、大阪府内43市町村の内20自治体が行っているように、市独自の治療費助成を求めました。

 

市会議員 若林信一

■来年度の予算編成について
予算編成の特徴、住民要望の把握等を質問。市は「自治体が実施する事業は『住民の福祉の増進』が基本と認識している。市民要望は各担当で内容を反映、精査し把握できている。」と答弁。
予算編成では、「住民の福祉の増進」が重要で、市民要望の強い施策の予算反映を要望しました。

■夢洲へのカジノ誘致について
2025年の万博は大阪に決まり、2014年に夢洲の万博会場の隣接地へのカジノ誘致について質問。市は「大阪府・大阪市は夢洲を予定地に誘致を表明し、ギャンブル等依存対策など府民の理解の促進に取り組むとしている。誘致への本市の財政負担は無い。」と答弁。
夢洲のカジノ誘致は、人口島の防災上の問題や府民の税金を使い大企業に巨額の資金を投じ、ギャンブル依存症を増やすこと等の問題があり、「カジノ反対」の声を府に示すよう要望しました。

■府営古市住宅について
府営古市住宅の建て替え全体戸数は383戸で最終入居は平成36年度になる予定です。住宅の早期建設と臨時駐車場や公園設置の要望をしました。

■古市南幼稚園周辺の浸水対策について
住民と市との話し合いの中で水路への転落防止柵や、府営古市住宅の建替え工事での雨水貯留施設の建設、大乗川の改修工事などの改善がされるようになりました。

 

市会議員 ささい喜世子

■農地法違反事件と贈答品問題は徹底究明を
 「農地法違反事件」とそれに関連した「贈答品問題」は、羽曳野市のイメージを大きくダウンさせ、市民からの信頼を大きく損ねる重大な問題です。
市長の「農地法違反事件は警察が決めること。贈答品は利害関係者としてではなく、あくまで区長としての付き合いだったが、今後疑念や不信を招かぬよう倫理規定で透明性を高めていく」との答弁からは、自らの反省が全く感じられません。利害関係者から金品を受け取らないのは、行政組織の大原則であり、こうした癒着体質は汚職につながりやすく、市民の信頼は得られません。今後、事件や問題についての徹底究明をして、市民や議会に説明責任を果たすこと、学識経験者や弁護士などを入れた倫理委員会を設置した倫理条例を作り、農業委員会の体制強化を強く求めました。

■学童保育は土曜通年保育を
学童保育は、土曜日年7回しか開催されていません。しかし働き方が多様になる中、土曜通年保育は切実な願いです。府下で未実施は羽曳野を入れて4市のみです。職員の確保が難しいとの事ですが、さらに利用者が増え需要が高まる中、市として他市並みに、土曜通年保育の実施を強く要望しました。

■府道八尾富田林線の事業再開は安全第一に
島泉地域から八尾空港北側までの事業が再開されますが、市として渋滞解消や安全対策を強く要望。

 

市会議員 ひろせ公代

■就学前教育・保育のあり方の基本方針は
    子どもの育ちを第一に

市は、公立の就学前教育・保育施設を現在ある、認定こども園1園、幼稚園が13園、保育園5園、の19園から幼稚園4園、認定こども園5園の合計9園にするという基本方針(案)を出し、12月3日から28日まで、パブリックコメント(市民の意見)を募集しています。
市は「2021年度開園予定の向野保育園と恵我之荘幼稚園、丹比幼稚園をまとめた(仮称)西部子ども園は、定員340人と想定。駒ヶ谷幼稚園は、来年から3歳児保育を実施する。しっかりと手順を踏んで関係者、市民に説明し、意見を聞く取り組みを進める」という答弁でした。
基本方針(案)は示されましたが、大規模化となる(仮称)西部子ども園整備計画の見直しや、幼稚園の全園で3歳児保育を実施することを求めました。
また、利用者や関係者の声を活かし、子どもがいきいきと成長できる、より良い計画を作ってほしいと要望しました。

■駅周辺整備と安心
   安全なまちづくりについて

駅の無人化が進む中、駅・踏切の安全対策や周辺道路の整備を求めました。